平板載荷試験試験は基礎の深さのところの支持力を調査する方法
平板載荷試験とは
平板載荷試験は、地盤の支持力(地盤が建物の重さに耐えられる力)を直接測定する試験です。建物を建てる前に、地盤が安全かどうかを確認するために行われます。
方法
1.地盤の掘削: 基礎を設置する深さまで地盤を掘削します。
2.載荷板の設置: 掘削した地盤に、直径30cm程度の鋼製の円盤(載荷板)を設置します。
3.荷重の負荷: 油圧ジャッキなどを用いて、載荷板に段階的に荷重を加えていきます。
4.沈下量の測定: 各荷重段階における載荷板の沈下量を測定します。
5.結果の分析: 荷重と沈下量の関係から、地盤の支持力や変形特性を評価します。
目的
・地盤の支持力評価:建物の基礎設計に必要な地盤の支持力を把握します。
・地盤の変形特性評価: 地盤の沈下量や変形量を把握し、建物の不同沈下(建物が不均等に沈下すること)のリスクを評価します。
・基礎設計への反映: 試験結果を基礎設計に反映させることで、安全な建物の建設に役立てます。
費用
平板載荷試験の費用は、試験場所の状況、試験回数、試験深度などによって異なります。一般的には、1地点あたり10万円~30万円程度が目安となります。
メリット
・直接的な測定: /b>地盤の支持力を直接測定できるため、信頼性の高いデータが得られます。
・短時間での測定: ボーリング調査などに比べて、比較的短時間で試験が完了します。
・騒音・振動が少ない: ボーリング調査のような騒音・振動が発生しにくいため、住宅地などでも実施しやすいです。
デメリット
・試験範囲が限定的: 載荷板の大きさ程度の範囲しか測定できないため、地盤全体の状況を把握するには複数地点での試験が必要です。
・費用が高い: ボーリング調査などに比べて、費用が高くなる場合があります。
・重機が必要: 試験には重機が必要となるため、作業スペースの確保が必要です。
平板載荷試験の種類
平板載荷試験には、主に以下の2種類があります。
・地盤の平板載荷試験:建物の基礎地盤に対して行われる試験です。
・道路の平板載荷試験: 道路の路床や路盤に対して行われる試験です。
その他
平板載荷試験は、地盤調査の中でも信頼性の高い試験方法ですが、地盤の状況によっては他の地盤調査と併用する必要があります。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご質問ください。
ティダホーム 一級建築士 藤井高徳
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