水害に備える家づくり
地震や水害への対策についてのご相談が増えているとのこと、お客様が安心して暮らせる住まいを提供するために、水害対策について詳しく説明させていただきます。
水害対策の重要性
近年、地球温暖化の影響もあり、日本各地で集中豪雨や台風による水害が頻発しています。そのため、家を建てる際には、洪水や浸水といった水害を「自分には関係ない」と思わず、被害をどう避けるかを考えることが非常に重要です。
代表的な水害対策水害対策の重要性
1. 敷地の盛り土
敷地に盛り土を行い、地盤を高くすることで、浸水のリスクを軽減できます。
水は高い場所から低い場所へ流れるため、敷地を高くすることで、家を水害から守ることができます。
建設予定地が周囲よりも低い場合は、特に効果的です。
ただし、
住宅地では隣家の日当たりを考慮する必要があります。
屋根の高さに制限がある場合もあります。
地盤が弱い場所では、逆に沈下の原因になることがあります。
河川に近い低地では、地盤の特性をよく理解した上で判断することが重要です。
2. 建物の構造
家の床を高くする構造も有効です。基礎を通常より高くすることで、洪水時の床上浸水を防ぐことができます。
床を高くすることは湿気対策にも有効です。
「床上浸水」と「床下浸水」の違いは、文字通り床上まで水が達したかどうかにあります。
床下浸水の場合、排水、乾燥、消毒の3つの要素が重要です。泥や水を取り除き、しっかり乾燥させた後、消毒を行います。
床上浸水は床下浸水の7倍の損害が出ると言われています。
特に2階まで浸水した場合には、家の建て替えが必要になることもあります。
浸水部分は悪臭が残りやすく、電化製品や家具、壁紙などの交換が必要になることが多いです。
その他
ハザードマップを確認し、浸水想定区域や避難場所を把握しておきましょう。
ハザードマップは行政に問い合わせたりホームページからも情報を得ることができます。
排水設備の点検や清掃を定期的に行い、排水機能を維持しましょう。
止水板や土嚢などの浸水対策グッズを備えておくと安心です。
浸水保険の加入を検討する。
お客様へのメッセージ
私たちはお客様の安全・安心な暮らしを守るために、耐震性はもちろん、建設予定地の特性や地盤の高さなどを考慮しながら、最適な提案をさせていただきます。災害対策についても、ぜひお気軽にご相談ください。
ティダホーム 一級建築士 藤井高徳
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