木造住宅はなぜ暖かいのか? それは熱伝導率が低いから。

木造住宅の温かさと心地よさ:科学的根拠と体感レビュー

近年、自然素材の温かみを感じられる木造住宅の人気が再燃しています。鉄筋コンクリート造や鉄骨造と比べ、木造住宅は「夏は涼しく、冬は暖かい」「リラックス効果がある」といった声も聞かれます。これらの感覚は、科学的根拠に基づいたものであり、多くの人が実際に体感しています。

1. 木材の断熱性と調湿性

 ・断熱性:木材は熱伝導率が低く、コンクリートの約1/12、鉄の約1/450という数値からも、外気温の影響を受けにくいことがわかります。そのため、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるのです。
    でも、よく木造住宅は寒いと言われることがあります。それは、建物に隙間があるからです。もし、機密と断熱を備えた木造住宅は暖かいです。では、コンクリーとはどうかというと、思い出してください。
    コンクリートは冷めやすく温まりにくい材料です。その性質をうまく利用すれば、夏涼しく冬暖かい建物も可能です。それには外断熱にする方法が一番適しています。
 ・調湿性:木材は湿度が高い時には水分を吸収し、乾燥している時には水分を放出する調湿機能を備えています。これにより、室内の湿度を快適な40~60%に保ちやすく、カビやダニの発生を抑制する効果も期待できます。


2. 木材の香り

 ・木材、特に針葉樹には「フィトンチッド」と呼ばれる成分が含まれており、この成分にはリラックス効果や消臭効果があることがわかっています。
 ・ある研究では、木材の香りを嗅ぐことで、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌量が約20%減少したという結果も出ています。
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3. 体感レビュー

 ・「冬でも床がひんやりせず、暖房効率が良い」
 ・「木の香りに包まれて、家にいるだけでリラックスできる」
 ・「湿度変化が少なく、一年を通して快適に過ごせる」
このように、木造住宅に住む多くの人が、温かさや心地よさを実感しています。

4. 木造住宅のメリット

 ・高い断熱性と調湿性により、冷暖房費を削減できる可能性がある
 ・木の香りによるリラックス効果で、ストレス軽減や睡眠の質向上に期待できる
 ・自然素材ならではの温かみと美しさで、快適な住空間を実現できる


まとめ

木造住宅は、科学的根拠に基づいた快適性と、多くの人が実感する心地よさを兼ね備えた住まいです。自然素材の温かみを感じながら、心身ともに健康的な暮らしを送りたい方にとって、木造住宅は魅力的な選択肢となるでしょう。



ティダホーム 一級建築士 藤井高徳


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