ボーリング調査(標準貫入試験)てなに?  ピンを倒すの?

ボーリング調査(標準貫入試験)について、費用や画像を含めて分かりやすく説明します。
決してボール(ボウル)を投げてピンを倒す調査方法ではありません。

ボーリング調査(標準貫入試験)とは
 ・ボーリング調査は、地盤の地質や強度を調べるための調査方法です。特に、標準貫入試験は、地盤の硬さや締まり具合を測定するために広く用いられています。

標準貫入試験の方法
 ・ボーリング孔を掘削します。
 ・ボーリング孔の底に、専用のサンプラーと呼ばれる筒状の器具を設置します。
 ・質量63.5kgのハンマーを76cmの高さから自由落下させ、サンプラーを30cm打ち込むのに必要な打撃回数を測定します。この打撃回数をN値と呼びます。
 ・N値と採取した土のサンプルを分析することで、地盤の強度や地質を判定します。
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標準貫入試験でわかること
 ・N値: 地盤の硬さや締まり具合を示す指標です。N値が大きいほど、地盤が硬く締まっていることを示します。
 ・土質: 砂、粘土、礫など、地盤を構成する土の種類を判定します。
 ・地層構成: 地盤の断面図を作成し、地層の構成を把握します。
 ・地下水位: 地下水の水位を測定します。

ボーリング調査の費用
 ・ボーリング調査の費用は、調査深度、調査地点の数、地盤の状況などによって大きく変動します。一般的な目安としては、1地点あたり数十万円~数百万円程度です。

ボーリング調査の費用を左右する要因
 ・調査深度: 調査深度が深いほど、費用は高くなります。
 ・調査地点数: 調査地点数が多いほど、費用は高くなります。
 ・地盤の状況: 硬い地盤や岩盤の場合は、掘削に時間がかかるため、費用が高くなります。
 ・調査場所の環境: 狭い場所や傾斜地など、調査が困難な場所では、費用が高くなる場合があります。


ボーリング調査の重要性
 ・ボーリング調査は、建物を安全に建設するために非常に重要な調査です。地盤の強度や地質を正確に把握することで、適切な基礎設計や地盤改良工事を行うことができ、建物の沈下や倒壊を防ぐことができます。


ボーリング調査に関する注意点
 ・ボーリング調査は、専門的な知識と技術が必要なため、信頼できる業者に依頼することが重要です。
 ・ボーリング調査の結果は、地盤の状況を正確に把握するために、専門家による解析が必要です。
  ご不明な点がございましたら、お気軽にご質問ください。
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ティダホーム 一級建築士 藤井高徳


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